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「クラウド」とは?
「クラウド」とは、インターネットの向こう側にある高性能なコンピュータに情報処理を任せる技術のことをいいます。
「クラウド」というのは、「雲」のことで、「インターネット」をイメージしています。
うーん、インターネットを利用した便利なサービス?技術?ということはイメージできるんですが、まだよくわからないです。
もう少し解説を進めます。「クラウド」を利用するということは、いままではあなたのパソコンが自ら頑張っていたところを、インターネット(雲)の向こう側にある高性能なコンピューターに「おまかせ」するようなイメージです。
実は普段使っている「Gmail」のようなサービスも「クラウド」の一例です。インターネットさえあれば、Googleのコンピューターにメールの処理をお願いできるんです。自分のコンピューターにメールが溜まっていくのではなく、雲の向こうでメールを保存してくれています。
あ、そうだったんですか。知らないうちに「クラウド」を使っていたんですね。
そういえば、最近はCDをパソコンに取り込むのではなく、Apple Musicにある音楽をいつでも聴けるサービスを利用しているのですが、これも「クラウド」ですか?
そのとおりです。それも「クラウド」です。最近では、会社の基幹システムも「クラウド」化する動きが進んでいます。
だんだんわかってきました。
会社の基幹システムというと機密情報や個人情報もあるので、インターネット上で処理したり、保管するのはセキュリティの観点から危ないのではないですか?
たしかに情報漏洩のリスクはあります。そのため、特に機密性の高い情報を扱う業種では、クラウド化を進めない会社も多いです。
ただ、最近ではサイバーセキュリティの技術が進化しているため、基本的には安全と考えて良いかと思います。たとえ自社のサーバーでデータを保管していても、紙で情報を保管していても、漏洩するリスクはゼロではないので、ここは会社としての判断が必要です。
「クラウド」を利用するメリット
クラウドを利用することのメリットについて、もう少し解説を進めます。
クラウドを利用することの最大のメリットということができると思います。いままでのパソコンは「重たい」ことが多かったと思いますが、「クラウド」を利用することで、快適なインターネット環境さえあれば、あとは雲の向こう側にある高性能なコンピューターが処理をしてくれるので、処理スピードがアップします。
いままでは自分のパソコンをアップデートしないと最新のサービスが利用できませんでしたが、「クラウド」を利用した場合、雲の向こう側で勝手に進化(バージョンアップ)してくれるので、こちらでアップデートするという煩わしい作業がなくなります。これにより常に最新のサービスを利用することができます。
「クラウド」はインターネットにつながれば、サービスが利用できるので、たとえば、携帯やタブレットといった端末からも利用することができます。実際に処理をするのは雲の向こうなので、インターネットさえつながればOKなんですね。
経費の精算をするためにわざわざパソコンを開かなくても、移動中に携帯から経費の精算をするといったこともできるようになります。請求書の承認を電車の中でするといったことも可能です。
なるほど。最新のサービスが快適に利用できるというのはとてもうれしいですね。また、会社の外にいても経費の精算ができるのはとても便利です。「クラウド」のことがよくわかりました!
最近「クラウド」という言葉をよく聞きます。うちの会社のシステムも「クラウド」にすると聞いたのですが、「クラウド」とはなんでしょうか。